自分の「嫌だ」を大事にする。「LEBECCA boutique」赤澤えるが考える自分らしい装い
という会社の社長・石川康晴さんだったっていう(笑)。
その場でも気付くことなく会場を後にして、酔い覚ましに本屋さんにフラフラ入って、ビジネス本のコーナーを見ていたら、さっきまで話していた人が載っているんです。そのときに石川さんだってことに気づいて慌てて連絡したんです。「すみませんでした! そんなつもりなかったです! でも嫌いなのは本当です!」って(笑)。
そしたら「これからも生の意見交換をしてくれるなら仲良くしよう」と言ってくださって、その後に更にご縁がありカメラマンとして入社させていただきました。それからしばらくして「ブランドをやらないか」って声をかけていただいたという感じです。
■「仕方ないことなんか、何ひとつないと思ってる」
――ドラマみたいな展開を経て、今の仕事に就くことになったんですね。
本当にありがたいですよね。
ただ、ブランドをやらないかって声をかけてもらったときは、正直自信がなくて。ブランドの立ち上げなんて、私よりフォロワーがいるような有名な人がやってもうまくいかないことがある。だから、「LEBECCA boutique」も1年くらいで終わってしまうんだろうなと思っていましたし、葛藤もありました。