自分の「嫌だ」を大事にする。「LEBECCA boutique」赤澤えるが考える自分らしい装い
でも、結局モノを多く作りすぎていることには変わりないですし、仕方ないと言われたって私はそこには全然納得できていないので、話を聞いているときも嫌な顔をしていたかもしれません(笑)。
だって仕方なくないじゃないですか、何も。
――それだけ納得していない中でもブランドを続けていこうと思って続けられている理由にはどんなことがあるでしょうか?
まず、社長に恩返ししたいという気持ちがあります。私が感情にまかせて責め立てるように質問しても、時間をつくって全力で答えてくれたので。
それから、私が独立して細々とやっていくよりも、こういった規模の大きな会社で「私がこういうことをやっている」と話していくほうが、より多くの人に声を届けられると思ったからですね。
今の会社がここまで大きくなったのは、今までの社員さんたちの努力の積み重ねで、今の私ひとりではなし得ないことなので、ここに置かせてもらえる限りは続けようと思っています。
■服の知識も発信力もなかった、だから「言葉」を武器にした
――LEBECCA boutiqueは、Instagramのハッシュタグ「レベッカブティックのこと」で綴られる文章やワンピースの名前など、言葉に特徴があると思うのですが、こういったコンセプトで走り出した理由にはどんなものがあるのでしょうか?
「負けたくない」