旦那さんや奥さんに愛情表現していますか?冷めた関係の夫婦では「愛しているよ」なんて言えない。だから言った人はそれだけで勇者!但し問題は、あなたが「愛している」って言いたいかどうか……
瀬尾 真一郎 カウンセラー嫁さんに「愛しているよ」って言ったのは何年ぶりでしょうか。それくらい、真剣に嫁さんと向き合うの久しぶりでした。
みなさんは、旦那さんや奥さんに愛情表現していますか。
「今更、愛しているって言うなんて恥ずかしい」とか、「裏切られたあの人に愛しているなんてとても言う気がしない」とか「言わなくても態度で分かるもんだ」とか「いつも嫌味を言われるのに、そんな気になれない」とか思っているとそんな事、言う気にもならないですよね。
きっかけは先輩カウンセラーから聞いた“奥さんに「愛している」と言って勇者になる”という話でした。
若いカップルやラブラブの関係でいるときは問題ないでしょう。でも、結婚して何年も経って、普段話すこともなく、冷めた関係の夫婦では「愛しているよ」なんて言えるはずないかもしれません。
だから言った人は、それだけで勇者という事なんです。ある意味とても勇気がいります。そして重要な前提は、あなたが「愛している」って言いたいかどうかです。
冷めた夫婦関係をなんとかしたいと思うならまずは自分から勇者になってみるという気持ちで表現してみてはいかがでしょうか。人間は実に多様で、複雑な感情をもっています。さまざまな感情をもってよいし、それらを表現してもよく表現してはならない感情はありません。でも普段私たちはそのように考えて生活していないようです。どこかで表現してもよい感情としてはならない感情を区別し、さらに表現してもよい人としてはいけない人がいるようです。
あの人には素直になれるのに、こいつには素直になれないという認識があるなら、その原因はなんでしょう。例えば、言わなくても分かっているはずだという誤解とか妻なんだから、夫なんだから、分かってくれて当たり前という甘えだったりするのかもしれません。
甘えや誤解のために、率直な気持ちが伝わらずお互いにいやな思いをするならば、いっそ勇者になってぶつかってみるのもひとつの方法です。案外、相手はあなたのそんな優しい言葉を待っているかもしれませんよ。
感情は誰にでもあるもので、それを表現してはならないということはありません。誰でもどの感情でも表現してよいのです。
さて、前置きはこれくらいにして我が家の場合。うちの嫁さんは、子どもが大きくなると「話すことが無くなるよね」とか「2人だけになると、どうなるか想像もできんわ~」とか熟年離婚とも取れるジャブを繰り出されていた今日この頃。
私も勇者になるべく言ってみました。
「いつもありがとう、○○のこと(嫁さんの名前)愛しているからね」
嫁さんが洗濯物をたたんでいる時に、一緒にたたみながら勇気フルパワーで言いました。
すると嫁さんは
「愛してないし・・」
「何を言っとるん」
瞬殺でした。。。
真っ向から否定されると、かなりくじけます。
それでも何のために言ったのかということを考えてみるとまずは相手を尊重して「愛しているよ」ということを伝えるためです。
「愛しているよ」は「愛を持って接しているよ」とか「愛を持って話しているよ」とかに
心の中で言い換えてもいいかもしれません。
その気持ちがあればきっと相手に届くと思います。
ちなみに私の場合、1回では伝わらず2回目は食卓で子ども達のいる時に言ってみました
嫁さんの答えは「あんな事言ってるけど、どう思う」と子どもに振られてしまい、3回目でようやく「一緒に生きていこうかな」という答えでした。
ずっと一緒に生きていこうと思い込んでいたのは私だけだったようです。
ふぅ~。危なかった。
でも、これからもたくさんの困難にぶつかって行くのですからこれくらい何でもないのかもしれません。愛とはお互いの成長と幸せを願う意思なのだと思います。そして「愛しているよ」とか「愛しているから」と言って相手を甘やかすのではなく、相手と自分のことを思って時には厳しいことも言うことも愛です。
相手も自分も「愛している」と言えることはとっても幸せなことなのだと思います。
あなたも「勇者プロジェクト」をやってみてはいかがですか。
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