2014年6月18日 18:00|ウーマンエキサイト

日本の伝統美、能 - 幽玄な世界に触れる至福のひととき -

小さい頃、親に連れられて行った能舞台では、怖がって泣いていたらしいのですが、大人になったら、お能が大好きになっていました。歌舞伎も楽しいし、文楽にハマっていた時期もあります。ただ、生々しい俗っぽさが洗練に洗練を重ねてシンプルに行きついた…究極のエンタテインメントって、能しかないと思うのです。

数百年、続いている伝統に畏敬の念を感じるとともに、能楽が与えてくれる静かで激しい世界、静謐な中に込められた清冽なエッセンスに、観るたび、ゾクゾクせずにはおれません。

グローバルな世の中だからこそ、和の美意識を大切にしたい客席の床下に流れ込む海流と魚群が見事な借景になっていた、幻想的な厳島神社の能、桜の季節のお約束、靖国神社の夜桜能など、様々な舞台を楽しんできましたが、ここ10年ほど、毎年楽しみに通っているのが、宝生流の能楽師、細野ひろみ師が主宰する「あかね会」という能のお教室のおさらい会。友人が通っているので親しみやすさがあり、今年も、友人とお仲間たちのお稽古の成果を発表する舞台を見学してきました。

日本の伝統美、能 - 幽玄な世界に触れる至福のひととき -
「素謡」(すうたい)といい、お謡だけの演目も。
右から2人目が、お弟子さんたちに混じった細野ひろみ先生


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