猫と人間の恋愛は可能?! 『陽だまりの彼女』【映画ライター渡まち子の「猫目線」映画レビュー10】
映画の中に登場する猫に注目して、作品の見どころや猫ポイントと共にご紹介するこのコラム。今回ご紹介するのは、日本映画「陽だまりの彼女」(2013年)。10年ぶりに再会した男女の不思議な恋模様を描くファンタジックなラブロマンス。
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◆あらすじ広告代理店の新人営業マンの浩介は、取引先で、中学時代の同級生・真緒と10年ぶりに再会します。転校生だった彼女は、昔はイジメられっ子でしたが、今では、仕事ができる美しく魅力的な女性に成長していました。浩介と真緒は互いに初恋だった当時の記憶がよみがえり、再び恋に落ちて、つきあいはじめます。やがて結婚を意識して一緒に暮らし始めた2人でしたが、真緒には浩介に言えない、ある重大な秘密がありました…。
◆女子の胸をキュンとさせる要素がいっぱい“女子が男子に読んでほしい恋愛小説No.1”と大評判で、女性から絶大な支持を受けている、越谷オサムの同名ベストセラー小説が原作です。現在と過去を交錯させながら描く、幼なじみの男女の恋物語は、切なくて、温かくて、ロマンチック!舞台となる湘南のキラキラした海を淡い光でとらえたロケ映像が、不思議すぎるラブストーリーを魅力的に彩っています。
主人公のカップルを演じるのは、嵐の松本潤さんと上野樹里さん。奥手で内気、彼女もできないさえない青年役が、あの松本潤さん?! いくらなんでも無理があるのでは(笑)。一方、思わず「!!」な秘密があるヒロインを演じる上野樹里さんは、フワフワした不思議ちゃんの雰囲気がぴったりハマッています。