新しい年のはじまりに、1年間の幸せや健康を願って行う初詣。「お正月だから」と毎年習慣的にしている初詣も、意外と知らない知識やマナーがあるかもしれません。
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初詣にまつわるマメ知識をチェックして、1年のはじまりを楽しく迎えたいですね。
■お賽銭(さいせん)の金額にこめられた意味
お賽銭にオススメの金額として、よく知られているのが「ご縁がある」の5円玉。ほかにも15円は「いいご縁がある」、45円は「始終ご縁がある」という意味を持つといわれています。
でも、お財布に5円玉が入っていないときもありますよね。そんなときに「5円がないから10円でいいか。金額も多くなるし…」と考えるのはNG。
10円玉は「遠縁」、つまり「願いごととの縁が遠くなる」ということになってしまうのだそうです。
では、5円玉がないときはどうすればよいか…というと、10円玉をさらにプラスすればOK。20円は「二重にご縁がある」、30円なら「三重にご縁がある」と、よい意味に転じさせることができます。
また、お賽銭は賽銭箱の近くから投げいれましょう。遠くから投げるのは神さまに対して失礼になりますし、前に並んでいる人に当たってしまうことも。
■おみくじはをひくのは1度だけ?
初詣の楽しみのひとつがおみくじです。でも、あまりよくない結果が出ると、つい「もう1回ひきなおししたい」と思ってしまいますよね。
じつは、おみくじは1度きりと決まっているわけではありません。
願いごとがちがう場合は、何度もひいてもよいのだそうです。ただし、連続してひくのではなく、日を改めるのがベターです。
また、おみくじは運勢を占うと同時に、現在の自分への戒めの意味も持つといわれています。たとえ凶などの結果が出たとしても、それを戒めとして自分を見つめなおせば大丈夫。決して悲観的になる必要はないのです。