連載記事:編集部の「これ、気になる!」

独特の世界観の絵本が大人気! ヨシタケシンスケさん初の大規模展覧会「ヨシタケシンスケ展かもしれない」【編集部の「これ、気になる!」 Vol.85】

2013年に『りんごかもしれない』で絵本作家としてデビューして以降、子どもから大人まで大ブームを巻き起こしているヨシタケシンスケさん。自身初の大規模展覧会「ヨシタケシンスケ展かもしれない」がそごう美術館で開催中です。

独特の世界観の絵本が大人気! ヨシタケシンスケさん初の大規模展覧会「ヨシタケシンスケ展かもしれない」【編集部の「これ、気になる!」  Vol.85】

「ヨシタケシンスケ展かもしれない」のイメージ。©Shinsuke Yoshitake


この展覧会では、ヨシタケさんが絵本作家デビュー以前から描きためてきた1万枚を超えるスケッチの中から、約2,500枚を複製し公開。ユーモアかつシュールなヨシタケさんの発想の源ともいえるスケッチが見られるなんて貴重ですね!

独特の世界観の絵本が大人気! ヨシタケシンスケさん初の大規模展覧会「ヨシタケシンスケ展かもしれない」【編集部の「これ、気になる!」  Vol.85】

愛用の手帳(『あんなに あんなに』スケッチ)撮影:野澤亘伸 ©Shinsuke Yoshitake



独特の世界観の絵本が大人気! ヨシタケシンスケさん初の大規模展覧会「ヨシタケシンスケ展かもしれない」【編集部の「これ、気になる!」  Vol.85】

『あんなに あんなに』ポプラ社 2021年 ©Shinsuke Yoshitake


また『りんごかもしれない』や『つまんない つまんない』など、約20作の人気絵本から原画や構想段階のアイデアスケッチなどを紹介。作品の世界に入り込んだような体験ができる展示もあるとのこと。

独特の世界観の絵本が大人気! ヨシタケシンスケさん初の大規模展覧会「ヨシタケシンスケ展かもしれない」【編集部の「これ、気になる!」  Vol.85】

『つまんない つまんない』原画 ©Shinsuke Yoshitake



独特の世界観の絵本が大人気! ヨシタケシンスケさん初の大規模展覧会「ヨシタケシンスケ展かもしれない」【編集部の「これ、気になる!」  Vol.85】

『つまんない つまんない』白泉社 2017年 ©Shinsuke Yoshitake



独特の世界観の絵本が大人気! ヨシタケシンスケさん初の大規模展覧会「ヨシタケシンスケ展かもしれない」【編集部の「これ、気になる!」  Vol.85】

『なつみはなんにでもなれる』アイデアスケッチ ©Shinsuke Yoshitake



独特の世界観の絵本が大人気! ヨシタケシンスケさん初の大規模展覧会「ヨシタケシンスケ展かもしれない」【編集部の「これ、気になる!」  Vol.85】

『なつみはなんにでもなれる』P H P研究所 2016年 ©Shinsuke Yoshitake



独特の世界観の絵本が大人気! ヨシタケシンスケさん初の大規模展覧会「ヨシタケシンスケ展かもしれない」【編集部の「これ、気になる!」  Vol.85】

『りんごかもしれない』原画 ©Shinsuke Yoshitake



独特の世界観の絵本が大人気! ヨシタケシンスケさん初の大規模展覧会「ヨシタケシンスケ展かもしれない」【編集部の「これ、気になる!」  Vol.85】

『りんごかもしれない』ブロンズ新社 2013年 ©Shinsuke Yoshitake



独特の世界観の絵本が大人気! ヨシタケシンスケさん初の大規模展覧会「ヨシタケシンスケ展かもしれない」【編集部の「これ、気になる!」  Vol.85】

『ころべばいいのに』原画 ©Shinsuke Yoshitake



独特の世界観の絵本が大人気! ヨシタケシンスケさん初の大規模展覧会「ヨシタケシンスケ展かもしれない」【編集部の「これ、気になる!」  Vol.85】

『おしっこちょっぴりもれたろう』原画 ©Shinsuke Yoshitake


慣れ親しんだ絵本でも、原画にはまた違った趣が感じられそうです。

ヨシタケさんは絵本を出版する前からイラストレーターや造形作家として活躍していました。今回は学生時代の立体作品やアトリエに保管されていた私物コレクションの展示もあり、ヨシタケさんの独自の発想がどこからくるのか垣間見られそうです。

独特の世界観の絵本が大人気! ヨシタケシンスケさん初の大規模展覧会「ヨシタケシンスケ展かもしれない」【編集部の「これ、気になる!」  Vol.85】

《ぶくぶく観音》撮影:加藤新作 ©Shinsuke Yoshitake


独特の世界観の絵本が大人気! ヨシタケシンスケさん初の大規模展覧会「ヨシタケシンスケ展かもしれない」【編集部の「これ、気になる!」  Vol.85】

カブリモノシリーズ《ACcess100》撮影:三橋純 ©Shinsuke Yoshitake


展覧会公式図録には、絵本のためのアイデアや原画、展覧会のために描いた未公開スケッチなど、なんと1000点以上を収録。さらにヨシタケさんのインタビューや、絵本作家デビュー10年の奇跡をたどる専門家による絵本論など盛りだくさん!

独特の世界観の絵本が大人気! ヨシタケシンスケさん初の大規模展覧会「ヨシタケシンスケ展かもしれない」【編集部の「これ、気になる!」  Vol.85】

『ヨシタケシンスケ展かもしれない 公式図録 こっちだったかもしれない』
2,970円(税込) ©Shinsuke Yoshitake


そして、展覧会といえばオリジナルグッズも楽しみの一つですが、そのラインナップも豊富。一部を紹介します。

独特の世界観の絵本が大人気! ヨシタケシンスケさん初の大規模展覧会「ヨシタケシンスケ展かもしれない」【編集部の「これ、気になる!」  Vol.85】

「アイツ」のぬいぐるみ Sサイズ 2,530円(税込)


独特の世界観の絵本が大人気! ヨシタケシンスケさん初の大規模展覧会「ヨシタケシンスケ展かもしれない」【編集部の「これ、気になる!」  Vol.85】

ミニトート各種 3,300円(税込)


独特の世界観の絵本が大人気! ヨシタケシンスケさん初の大規模展覧会「ヨシタケシンスケ展かもしれない」【編集部の「これ、気になる!」  Vol.85】

甘いもので頭がいっぱい巾着(ラムネ入り) 各種1,650円(税込)



独特の世界観の絵本が大人気! ヨシタケシンスケさん初の大規模展覧会「ヨシタケシンスケ展かもしれない」【編集部の「これ、気になる!」  Vol.85】

ヨシタケシンスケさんプロフィール:1973年神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。2013年に初の絵本『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)を出版して以降、『もう ぬげない』(ブロンズ新社)、『なつみはなんにでもなれる』P H P研究所 、『あんなに あんなに』(ポプラ社)などで7度にわたりMOE絵本屋さん大賞1位に。『りんごかもしれない』で第61回産経児童出版文化省美術賞、『つまんない つまんない』(白泉社)の英語版『The Boring Book』で2019年ニューヨーク・タイムズ最優秀絵本賞受賞。



ヨシタケさんの絵本ファンにはたまらない展覧会。この夏休み中にお子さんや友人と、ヨシタケシンスケさんの世界を体感しに、ぜひお出かけしてみてはいかがでしょうか。

独特の世界観の絵本が大人気! ヨシタケシンスケさん初の大規模展覧会「ヨシタケシンスケ展かもしれない」【編集部の「これ、気になる!」  Vol.85】

※写真は東京会場の様子。撮影:黒澤義教


ヨシタケシンスケ展かもしれない

▼展覧会メインビジュアル
独特の世界観の絵本が大人気! ヨシタケシンスケさん初の大規模展覧会「ヨシタケシンスケ展かもしれない」【編集部の「これ、気になる!」  Vol.85】

©Shinsuke Yoshitake



会期:2024年7月23日(火)~9月2日(月)
会場:そごう美術館(横浜駅東口・そごう横浜店6階)
住所:神奈川県横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店 6階
時間:午前10時~午後8時 *入館は閉館の30分前まで。
(そごう横浜店の営業時間に準じ、変更になる場合あり)
休館日:会期中無休
入館料:(税込) 事前予約不要
一般1,400(1,200)円、大学・高校生1,200(1,000)円、中学生以下無料
*公式オンラインチケット(e-tix)では、いつでも( )内の料金にてお求めいただけます。

オンラインチケット: 
https://www.e-tix.jp/sogo-seibu_yoshitake-ten_yokohama/

「ヨシタケシンスケ展かもしれない」公式サイト:
https://yoshitake-ten.exhibit.jp/

そごう美術館 公式サイト:
https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/

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