2023年5月21日 11:10
まあいいか。生きてるし。大人がメンブレした時の処方薬『がんばらないことをがんばるって決めた。』を読んでみた
こういう時はベッドから出ないで済む範囲で、なんとか夜まで「休脳」させて寝ちゃうのが一番いいのだ。
『がんばらないことをがんばるって決めた。(考えるOL著/KADOKAWA)』は、私のことをよく知る友人が「読み終わったから、あげるよ」と言ってくれたものだった。真面目で責任感が強い長女タイプの私は、そのタイトルを見て「それができたら苦労しませんがな」と本を開いていなかったのだけど、模様替えをする元気すらもなかったのでなんとなく本を読み始めた。
著者の考えるOLさんは、匿名・顔出しなしで活動するインフルエンサーだ。企業で営業職として働いている20代の女性のようだが、柔らかくやさしいことばがSNSで反響を呼び、現在はエッセイストとしても活動しているそう。
本には彼女の柔らかいツイートが「書かれるに至った経緯」とも言えるような、考えるOLさんが日常で感じたことが書かれている。名前にもあるようにOLで、社会人である彼女が日々感じる疲れや生きにくさはとてもリアル。
どのページを開いても「分かる〜」でしかない。
考えるOLさんはSNSでも発信しているけれど、同じようなことを伝える言葉も、本で見るのと、SNSで見るのでは印象が違うように感じた。