2023年10月25日 06:00
知ってる? 「お控えください」と「ご遠慮ください」の違い
「お控えください」や「ご遠慮ください」は、「やめてほしい」と遠回しに伝える時に用いられる言葉です。
ほぼ同じ意味を持つ言葉ですが、ちょっとしたニュアンスの違いがあります。ビジネスシーンでは、2つの言葉の違いを理解したうえで適切に使い分けましょう。
この記事では、「お控えください」と「ご遠慮ください」の違いや使い分け、それぞれの語句の使い方を例文とともに解説します。
■「お控えください」と「ご遠慮ください」の意味
「お控えください」と「ご遠慮ください」は、どちらも「やめてください」ということを遠回しに表現した言葉です。
似た意味を持つ言葉ですが、実はちょっとしたニュアンスの違いがあります。ここからは、「お控えください」と「ご遠慮ください」の意味について解説していきましょう。
◇「お控えください」は「やめてほしい」「配慮してほしい」
「お控えください」は、動詞の「控える」に「お~ください」を加えて丁寧にした表現です。
「控える」には、次のような意味があります。
控える/扣える(ひかえる)
(1)
・用事や順番に備えて、すぐ近くの場所にいて待つ。待機する。
・目立たないようにしてそばにいる。