2016年1月3日 19:00
世界一ボタニカルアートを収集する植物園による「イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々」展開催
セバスチャン・シューデル《マルタゴン・リリー(ユリ科)とクロアザミ(キク科)、他》(『カレンダリウム』より)17世紀初頭、キュー王立植物園蔵
22万点ものボタニカルアートを収蔵し世界遺産にも選ばれたキュー王立植物園の所蔵作品を展示する「イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々」が、16年1月16日から3月21日まで東京・新橋のパナソニック 汐留ミュージアムにて開催される。
イングリッシュ・ガーデン(英国式庭園)とは、自然の景観を活かしながら多種多様な草花を巧みに配することでつくり出したもの。18世紀半ばに英国王の私的な庭園としてつくられ、今や最先端の植物学研機関、そして膨大な数のボタニカルアートを収集する植物園となったキュー王立植物園は、03年にはユネスコ世界遺産(文化遺産)にも登録された。同展では、そのキュー王立植物園が所蔵するコレクションから、選りすぐりの植物画の名品や植物を着想源としたデザイン・工芸品など約150点が出展示される。
会場では、植物画の黎明期に各国で描かれた作品から、キュー王立植物園の公式画家たちを始めとする20世紀から21世紀の植物画家による作品までを展開。進化論で知られるチャールズ・ダーウィンが描いたランの花(ガヴィエア・パタゴニカ)