写真家・笠原秀信による旅をテーマにしたオンラインExhibition「THE ROAD」。第10弾はフランス・オンフルール編
写真家・笠原秀信がヨーロッパ周遊旅行の途中で切り取ったランドスケープ「THE ROAD」の第10弾・フランス・オンフルール編をお届けします。
第10弾の舞台は、フランス・オンフルール
セーヌ河口の小さな美しい港町オンフルールは、フランス、ノルマンディー地方の港町である。ノルマンディー地域圏、カルヴァドス県に属し、セーヌ川左岸の河口に位置する。観光の町としても知られ、旧港の風景は印象派の絵画の題材ともなった。画家のウジェーヌ・ブーダンや、作曲家のエリック・サティの生地でもある。
「どこを切り取っても絵になるオンフルールの街並み」
この旧港の風景。小型船やヨットの背景に、ぎっしり並んだ色とりどりの建物たち。カラフルな木枠のみえた古い家屋、工夫を凝らしたおしゃれな商店、旧港から広がる迷路のような路地、石畳の坂道四季を彩る草花たち。
グレーブルーの建物に囲まれた旧港
美しい建物が水面へと映し出される。一年を通じて漁船やヨットが停泊しており、周囲にはレストランやカフェなどが軒を連ねる活気溢れるエリアとなっている。夜になるとライトアップされ、旧港全体がロマンチックな雰囲気に包まれる。
沢山の飲食店があり賑わっています
建物同士が支えあって建っています
レストランは帆立や牡蠣などが名物だそう
現在の港は17世紀にルイ14世の下で財務総監を務めた、ジャン=バティスト・コルベールの命によって拡張された姿がそのまま残されている。