2023年12月30日 11:40
展覧会「日本の山海」東京・松岡美術館で、横山大観&竹内栖鳳らの風景画を『日本風景論』の文章と共に
というイメージは明治時代以前にはなかったものだ。
展覧会には、狩野常信の《富士三穂図》をはじめ、橋本雅邦の《春景富岳図》や下村観山の《富士》など、江戸時代から昭和時代にかけて描かれた9点の富士の絵が登場。それぞれの時代の日本画家が捉えた富士山を概観できる。
竹内栖鳳や寺崎廣業
“西の栖鳳、東の廣業”と並び称される、竹内栖鳳(たけうち せいほう)と寺崎廣業(てらさき こうぎょう)の作品も展示。モチーフを切りつめ群青の海を抽象的にとらえた竹内栖鳳の海景画《晴海》や、写生と装飾性が調和した寺崎廣業の風景画《春海雪中松図》などを間近で観ることができる。
横山大観《黎明》&山下新太郎の油彩画も
さらに、横山大観の手による《黎明》や、山下新太郎の油彩画《黒部峡谷鐘釣附近》、池上秀畝の《巨浪群鵜図》など、日本の山海を描いた多種多様な作品がラインナップする。
【展覧会概要】
展覧会「日本の山海」
会期:2024年2月27日(火)~6月2日(日)
[前期]2月27日(火)~4月14日(日) [後期]4月16日(火)~6月2日(日)
※絵画作品の一部入れ替えがある。
会場:松岡美術館
住所:東京都港区白金台5-12-6
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)