2021年9月8日 05:40
「アナウンサーは活字を食え」 テレビニュースの字幕間違いに思う
こんにちは、フリーアナウンサーの押阪忍です。
ご縁を頂きまして、『美しいことば』『残しておきたい日本語』をテーマに、連載をしております。宜しければ、シニアアナウンサーの『独言』にお付き合いください。
テレビニュースの字幕の間違い
当方、テレビで一番よく視るのは『ニュース番組』です。そのニュースの字幕(スーパー)に間違いが多いのに気づきます。
日本語は同音義語が多いので、そんなミスが気になるのです。
「警報機が介助(正→解除)されて鳴らなかったもようです」「エレベーター数機(正→数基)が停止したもようです」…など、そのニュースの後でアナウンサーが訂正してはいますが、ニュースコメントの担当者は、もう少し日本語を勉強して欲しいと思っています。
※写真はイメージ
当方がアナウンサーの養成時代、尊敬する先輩から「アナウンサーは活字を食え!」と教わりました。
活字はオモシロイですが、難しいです。いまだに食べ続けていますが 完食は出来ないと思いますね…。
ところでニュース原稿担当者は原稿をパソコンで打っている訳ですが 打つのではなく「書く」という感覚を持てば、同音異義語の多いニュースの原稿ミスを、少なくできるのではないか、と思ったりしています。