2021年9月28日 06:39
爽やかな秋空のすがすがしい季節 虫達の合唱に耳を傾ける
すだく秋を迎えております。今はマンション住いが多い世の中ですから、虫の音すだくという現象は先ず無いのでしょうね。
古い拙宅の和室の庭には、一番手がコロコロ、リーリーのコオロギ、二番手がリーンリーンのスズムシ、三番手がチンチンチンのカネタタキ、四番手がチンチロリンのマツムシらが盛んに鳴いております。正に虫すだく秋であります。
地表の温度が24度ぐらいになると、虫達が一斉に鳴き始めると物の本で読んだ記憶がありますが、正に虫達の季節、真っ只中のようです。
でもこの爽やかな秋風が やや冷ややかになると、虫達の合唱は、早々とピアニシモに変ります。虫達の競演が少しでも長く続いて欲しいと願っているこの秋であります。
<2021年9月>
フリーアナウンサー押阪 忍
1958年に現テレビ朝日へ第一期生として入社。東京オリンピックでは、金メダルの女子バレーボール、東洋の魔女の実況を担当。1965年には民放TV初のフリーアナウンサーとなる。以降TVやラジオで活躍し、皇太子殿下のご成婚祝賀式典、東京都庁落成式典等の総合司会も行う。2021年現在、アナウンサー生活63年。
日本に数多くある美しい言葉。それを若者に伝え、しっかりとした『ことば』を使える若者を育てていきたいと思っています。
辻村深月「言葉の選び方は大人向けのエッセイ以上に時間をかけました」 子どもと本音で向き合ったエッセイ集