くらし情報『私たちの心には、『物語』が必要 恐れや悲しみを受け入れるために、心の奥にパラレルワールドを描く』

2021年10月17日 11:32

私たちの心には、『物語』が必要 恐れや悲しみを受け入れるために、心の奥にパラレルワールドを描く

そんな空想にふけったものでした。

考えてみると、SNSの空間も別次元のような気がしてきます。そこに旅立っていった人たちは存在していて、亡くなったことを知らない人たちが毎年「お誕生日おめでとう。素敵な一年になりますように」とメッセージを入れる。

ある意味、この空間もパラレルワールドなのかもしれません。忘れられない人が心の中に生き続けているとしたら、それもパラレルワールドなのかもしれません。

私たちの心には、『物語』が必要 恐れや悲しみを受け入れるために、心の奥にパラレルワールドを描く

私たちの心には、物語が必要である。恐れや悲しみを受け入れるために、心の奥にパラレルワールドを描いているといいかもしれません。
それが私たちの心を守ることになるように。

※記事中の写真はすべてイメージ

作詞家・吉元由美の連載『ひと・もの・こと』バックナンバー

[文・構成/吉元由美]

私たちの心には、『物語』が必要 恐れや悲しみを受け入れるために、心の奥にパラレルワールドを描く
吉元由美
作詞家、作家。作詞家生活30年で1000曲の詞を書く。これまでに杏里、田原俊彦、松田聖子、中山美穂、山本達彦、石丸幹二、加山雄三など多くのアーティストの作品を手掛ける。平原綾香の『Jupiter』はミリオンヒットとなる。現在は「魂が喜ぶように生きよう」をテーマに、「吉元由美のLIFE ARTIST ACADEMY」

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