2022年2月20日 11:21
スープには心まで満たしてくれる、ほっこりの癒しの魔法がある
吉元由美の『ひと・もの・こと』
作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。
たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。
スープの魔法
寒い日が続きます。体が縮こまっているせいか、朝からだるくて元気が出ない。マッサージに行こうか、熱いお風呂に入ろうか……。
(そうだ、スープを作ろう)
そう思い立った途端、なぜか身体がスッと動き始めます。冷蔵庫にあった南瓜と玉ねぎ半分、そして人参で、ポタージュスープを作ることにしました。
玉ねぎを炒めて、南瓜と人参を加えて炒め、ひたひたの水を張りくつくつと煮ます。十分に柔らかくなったところで火を止めて、冷めたところでブレンダーにかけます。
そしてお鍋に戻し、牛乳を入れ、味を整えて出来上がり。
そして熱々のスープをひと口、ふた口、すると体の内側から暖かくなるのがわかります。なんともほっとします。
スープには味や栄養や温かさだけでなく、何か心まで満たしてくれる魔法があるようです。