くらし情報『【『初恋の悪魔』感想5話】このレールはどこに辿りつくのか・ネタバレあり』

2022年8月16日 16:08

【『初恋の悪魔』感想5話】このレールはどこに辿りつくのか・ネタバレあり

、警察署の総務担当・馬淵悠日(仲野太賀)、経理担当の小鳥琉夏(柄本佑)、生活安全課の刑事・摘木星砂(松岡茉優)。警察署にいながら組織から少しずつはみ出している4人が織りなす不思議なミステリアス・コメディ『初恋の悪魔』(日本テレビ系土曜22時)。

鈴之介は異端としての生きづらさを、悠日は平凡さゆえに下に見られる痛みを、小鳥は片思いの相手に振り向いてもらえない哀しみを、そして星砂は多重人格から来る不安定さにそれぞれ苦悩しながら4人は事件の解決を通して距離を縮めていく。

【『初恋の悪魔』感想5話】このレールはどこに辿りつくのか・ネタバレあり

5話、ストーリーはこれまでとはがらりと違う展開になり、鈴之介が暮らしている家に、鈴之介すら知らない地下室があること、その地下室をめぐる隣人・森園(安田顕)とのトラブルを通して鈴之介の過去が描かれる。

これまで4人が事件を考察した『自宅捜査会議』では、最初に事件を俯瞰するために事件現場のジオラマを作成する。ジオラマで俯瞰されず表に出ない地下室の存在は、ひどく不穏で薄気味悪い。


【『初恋の悪魔』感想5話】このレールはどこに辿りつくのか・ネタバレあり

1年前、この家を鈴之介に譲ったのは椿静枝(山口果林)と名乗る老婦人だった。

子供の頃から周囲になじめず、大人になって一層孤独感を深めていく鈴之介の心を唯一解きほぐしてくれたその恩人は、過去にブロック塀の倒壊事故で娘と孫を亡くし、その無念から倒壊事故に関わった人物の監禁事件を起こしていた。

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