2023年2月27日 16:21
春の花の王女『梅』が開花 マスクの要らない明るい春は、もうそこまで来ている
こんにちは、フリーアナウンサーの押阪忍です。
ご縁を頂きまして、『美しいことば』『残しておきたい日本語』をテーマに、連載をしております。宜しければ、シニアアナウンサーの『独言(ひとりごと)』にお付き合いください。
マスクを外して春の街へ
春の字を持つ『椿』の開花の前に、春の花の王女、梅がほころんできました。梅は万葉集の時代から詠まれ、日本で一番歴史のある花で、春の花の代表であります。
梅の名所は全国各地にあり、関東では水戸の偕楽園、熱海の梅林などが有名です。
梅は、花そのものは、それほど華やかなものではなく、洋花のように花瓶に入れて楽しむ人は少ないと思いますが、厳寒の風雪に耐え、ふくいくとした香りと共に、早春一番で咲く魅力は、やはり花の王女の風格があります。
そしてこの一輪の開花から、春到来の喜びを感じる人達も大勢いるのです。
梅一輪、一輪ほどの、暖かさ服部嵐雪
東より、春は来ると、植えし梅高浜虚子
陽光の春は、もうそこまで来ております。マスクの要らない明るい春がそこまで…。
※写真はイメージ
マスクと言えば、コロナ禍で、もう3年も付けさせられているのですよね…。
今まで女性は、折角、念入りなメイク、お化粧をしても、顔半分をマスクで隠したのですから、鏡に向かう喜びや、トキメキは、少なかったと想像しています。