2023年11月20日 11:30
牛乳にしか見えないのに『乳飲料』? 正体に「そんな違いが…」「よく見ます」
みなさんは、牛乳だと思って手に取ったパック商品に、『乳飲料』と記されているのを見たことはないでしょうか。
これは牛乳なのか、それとも牛乳とは異なる別の飲料なのか気になるところですよね。
本記事では、『乳飲料』とはなんなのか、牛乳そっくりなのに『牛乳』と表示されていない理由などについて、全国飲用牛乳公正取引協議会の協力のもと紹介します。
乳飲料の定義とは?
飲用牛乳の商品情報に関する表示指導を行っている、全国飲用牛乳公正取引協議会によると、『飲用乳』は『乳及び乳製品の成分規格等に関する省令』で7つに分けられているとのこと。
このうち『牛乳』と名前が付けられるのが、『牛乳』『特別牛乳』『成分調整牛乳』『低脂肪牛乳』『無脂肪牛乳』の5種類。これらは原材料が生乳100%です。
残りの2つは『加工乳』と『乳飲料』で、この2つは生乳や上記5つの牛乳を原材料にしていますが、加工したり、別の成分を添加したりしているので、牛乳には分類されません。
つまり、本記事のテーマである『乳飲料』は牛乳ではないのです。
※写真はイメージ
牛乳と乳飲料の違いとは?
例えば、原材料の牛乳に、コーヒーやココア、果汁などを加えた乳飲料がありますが、これらは色などの見た目からして牛乳とは異なるので「牛乳ではない」