2024年2月5日 18:22
冬はスマホのバッテリーが早く消耗する? KDDIの実験結果に「注意したい」
※写真はイメージ
なぜ低温下ではバッテリー消耗が早くなるのでしょうか。
その理由について、KDDIは「リチウムイオン電池は『電池内部の電解液をイオンが移動することで電流が流れる』という仕組みなので、温度が低くなると電解液の粘度が上がってしまい、イオンが移動しにくく、電池持ちが悪くなるのです」と解説しています。
高温でもバッテリーは劣化する!
低温下でバッテリー消耗が早くなるのであれば、温めると元の性能に戻りそうなもの。しかし、温めることがバッテリーの劣化につながる可能性があるとKDDIは指摘しています。
そもそも、リチウムイオン電池は『5~35℃が動作保証温度』です。
一般的な室温の部屋では、スマホのバッテリーに影響はありませんが、カイロや暖房器具を用いて温めようとすると、動作保証温度以上になることがあり、バッテリーが劣化してしまうのです。使い捨てカイロもポケットの中に入れた状態だと40℃以上となり、バッテリーの動作保証温度を超えることも。
カイロと一緒にスマホを入れたままにしないよう、KDDIでは注意を促しています。
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気温が低い状態でスマホを動かすと、思った以上に早くバッテリーが消耗してしまいます。