2024年4月22日 10:00
無洗米、本当に洗わなくていいの? 企業の回答に驚きの連続!
そこで、東洋ライスが作り出したのは、肌ぬかの粘着力を利用して肌ぬかを取るという技術でした。
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玄米を精米機によって精白米にしたら、さらに『BG無洗米機』という機械に送ります。
『BG無洗米機』では、精白米を特殊な円筒の金属容器に入れて回転させます。
容器の内部には小突起が付いていて、米粒を弾く際、肌ぬかが内部の金属壁に付着。
この肌ぬかが、粘着力でほかの米粒の肌ぬかを引き剥がすのです。
やがて金属壁に肌ぬかが蓄積していきますが、たまった肌ぬかは、回転する大きな突起でまとめて取ってしまうといいます。
粘着力が強くて、どう肌ぬかを取ろうかと思案する中、「同じ粘着性のある肌ぬか自体を用いたらどうか」と思いついたのは見事な発想の転換です。実際、『BG精米製法』で作る米は、食味がよく大正解でした。
※『BG』は、Bran(ぬか)とGrind(削る)の頭文字を取って命名。
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上記右の顕微鏡写真のとおり、この製法を用いてできる米の粒には肌ぬかがほとんど見当たりません。
しかもいいことに、この製法では水をほとんど使わず、できるのは取った肌ぬかと無洗米だけ。