2021年4月18日 10:00
苦手だと遠ざけていること それは実は心からやりたいと思っていること
何の本で読んだのか、出典は忘れたのですが、「自分の本当の声は、体全体を使う声楽の発声による声である」という文言に出会いまいました。……ということは、私はまだ自分の声に出会っていない。
このとき、自分の声に出会いたいと思ったのです。それが6年前。ちょうどそのタイミングで友人がコーラスを始めるということで、合唱団にお誘いいただいたのでした。
最初は、それはもう……惨憺たるものです。声は出ない、音域は狭い。声はかすれる。
音程は取れない。それでも、声を出すことの楽しさに惹かれました。
グループレッスンの前に個人のレッスンを受け6年、やっとやっとお客様の前でひとりで歌うことができたのです。
苦手なことほど、実は心からやりたいと思っていること。苦手だと思い込んでいるということは、それができたらどんなに素敵だろう、と思っているのです。私は絵も下手です。絵心がないのか、空間認知がうまくできないのか。でも、絵を描けたら素敵だろうなあと思います。
憧れているにもかかわらず、ネガティブに思いこんでしまうことで自分の世界を狭めているのですね。
やりたいと思うことをする。楽しいと思うことをする。