くらし情報『美輪明宏「情緒のある暮らし」』

2017年7月27日 11:30

美輪明宏「情緒のある暮らし」

美輪明宏麗人だより


〜情緒のある暮らし〜

昔は、夏を迎えるにあたり、衣替えだけではなく、生活空間も季節に合わせて変えたものです。
夏になれば、障子をすだれにかえて、縁側に花ござを敷いて、軒先には風鈴を釣り、蚊取り線香を焚いたのです。
街には金魚売りや風鈴売りが出ていたり、玄関先で打ち水をする姿が見られたり、それはそれは夏の風情を楽しむことができました。
クーラーも何もない時代、こうして生活空間を変えることで涼を感じることができたのです。
何もクーラーのある暮らしが悪いというわけではありませんが、それだけではロマンもありませんし、情緒も風情もありません。
小物を使って季節ごとに空間を演出することこそが、情緒のある暮らしを生むのです。
一見、無駄なことと思うかもしれませんが、けして無駄ではなく、皆さんの生活を豊かにするための必要不可欠なものなのです。
風鈴がそよぐなかで団扇や扇子をあおいで夕涼み。

可愛い線香花火もいいですね。
夏のよき思い出になることでしょう。

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