2019年6月6日 16:00
タレント・高橋里華が語る義父母との同居「はじめは家出も」
「先日じぃじが『里華さん、私はいま本当に幸せだよ』って私の目を見て言ってくれたんです。認知症といっても、何もかもまったくわからないわけではないんです」
そう語り始めるのは90歳の義父を自宅介護する高橋里華さん(47)だ。彼女は’87年、15歳のときに第1回全日本国民的美少女コンテストに入賞。その後60本のCMに出演し、’80年代から’00年代にかけてモデル・女優として活躍した。
そして34歳のとき、いまの夫と結婚した当初から、早くも介護が始まる。実家のある埼玉県へ通い、実の祖父母のケアを担うことになったのだ。
「新婚の夫には申し訳なかったけれど、夕食は作り置きをして週に3回は通うようになりました」
実母と妹は仕事としてヘルパーをしていて多忙なため、主たる介護者は里華さん。糖尿病が悪化して人工透析を受ける祖母と、がんを患い悲観する祖父と向き合った。
「祖父は夜中に短刀を自分自身に突きつけていることがありました。必死になだめて……。祖父母のときは経験が浅かったので悔やまれることが多いです」
そして’11年から義父母との同居が始まる。