くらし情報『3.11を忘れない…美智子さまが被災地へ贈っていた“花言葉”』

2020年3月11日 06:00

3.11を忘れない…美智子さまが被災地へ贈っていた“花言葉”

3.11を忘れない…美智子さまが被災地へ贈っていた“花言葉”


東日本大震災発生から9年を迎えた。

死者・行方不明者が1万8千人を超えた未曾有の大災害。当時、被災者を励ますため、上皇上皇后両陛下(当時は天皇皇后両陛下)はいち早く動かれた。震災発生から19日後には被災者が避難してきた東京武道館をご訪問。武道館の床に膝をつきながら一人ひとりに声をかけ、激励された。

この日から、両陛下は7週間連続で福島・宮城・岩手の東北3県や茨城などの被災地へ。被災地に負担をかけないよう、すべて日帰りという過密スケジュールだった。

その年、美智子さまの誕生日の際に公開された写真にも、被災地を励ます思いが込められていた。
皇居でたたずむ両陛下のそばには、真っ白なハマギクの花が咲いていたのだ。

この花は、1997年に両陛下がお泊りになった、岩手県大槌町にある「浪坂観光ホテル」から贈られたものだった。

岩手県大槌町には22mもの津波が襲い、『浪坂観光ホテル』も営業停止に追い込まれた。両陛下へハマギクの苗を献上した社長の山崎龍太郎さんも、行方不明となってしまう。

社長の弟・千代川茂さんは悲嘆に暮れていたが、美智子さまの誕生日写真を見て、「兄が贈った花を両陛下が大切に育ててくださっていた」

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