2020年11月7日 11:00
金髪モヒカン議員、退職金22円市長…注目集めるつくば市議たち
筑波研究学園都市、JAXAの宇宙センターなど日本屈指の研究都市として知られるつくば市。そんな同市の政治が今、にわかに注目を集めている。
きっかけは10月25日に行われた市議選で初当選した川久保皆実氏(34)。東京大学出身で弁護士という経歴を持つ川久保氏は一般的な街宣車や街頭演説は行わず、SNSへの動画投稿といったネットを中心とした選挙活動を展開。また選挙運動中に黙々と街中のゴミ拾いを行うなど、「市民の力でつくばを変える」という思いを全面に押し出し、初当選を果たす。
一風変わった選挙活動の原動力について川久保氏はこう語っていた。
「選挙運動のやり方自体を変えたかったんです。『従来型の選挙運動が、本当に投票行動に繋がるのか』とずっと疑問に思っていて、私が全然違うやり方で当選できれば、選挙運動の概念が変わるかもと。
自分自身、街頭演説や街宣車の声はこれまで聞く気になりませんでしたし、票を入れたいと思ったこともなかった。『今までと違ったやり方でどれくらい得票できるか、実験してみよう』という思いもありました」(11月3日『SmartFLASH』)
このインタビューはたちまちネット上で拡散され、独自のやり方で当選した川久保氏への称賛の声が相次いだ。