忘年会に3密、そして迷言…コロナ禍で政府の矛盾続く
(写真:アフロ)
「人と人との接触を、そもそも減らさないといけない段階にきている」
12月2日、西村康稔経済再生大臣(58)は経済3団体の幹部とのテレビ会議でこう話した。さらに政府は5人以上の会食を控えるよう呼びかけているが、菅義偉首相(72)は14日に二階俊博幹事長(81)や俳優の杉良太郎(76)らともに8名で会食していた。
西村大臣は16日に「一律に5人以上(の会食)は駄目だと申し上げているわけではない」などと話し、菅総理は会食について「誤解を招いた」という理由で謝罪。そして各メディアによると、自民党議員は計画していた会食を相次いで中止することを決定したという。
政府自らが、国民への呼びかけを反故にーー。実はこういった矛盾行動は緊急事態宣言のさなかにも起こっていた。
それは5月のこと。毎日新聞によると、自民党は新しい生活様式を提唱してわずか3日後に人がびっしりと集まった“3密状態”で会議を開催していたというのだ。
さらに西村大臣は11月13日、会見で“矛盾迷言”を行っている。当時、北海道での感染者数が1日で200人以上に。そして、日本医師会の会長・中川俊男氏がGo Toキャンペーンの見直しを求めていた。