2021年5月2日 11:00
がんの時に頼れる制度 妊娠機能温存、ウィッグにも補助金が
と、患者さんが声を上げることも意義があると、辻本さんは言う。
■医療用ウィッグや乳房補整下着などの助成
〈請求先〉各都道府県庁
「ニーズの高まりから近年始まった制度です。乳がんの術後はふだんの下着ではなく、肌にやさしい素材のものや検査に適した前開きのデザインのものが便利ですが、費用がかかります。ウィッグも精巧で人にわからないものは値段もそれなりにします。どちらも健康保険外で買い求めるため、負担がかかり、諦める人も多かったのです。自治体によって金額も異なり、そもそも補助があったりなかったりですので、各自治体の窓口に問い合わせてみてください。今後、ぜひ広がってほしい制度です」
がん治療でつらいときもあると思うが、合間に手続きをして、お金の悩みから解放されよう。
「女性自身」2021年4月27日号 掲載
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