2021年8月20日 15:50
宮本亞門 エンタメ界の危機でも上を向かせる“亡き父の金言”
『神様は、なぜこの体験を与えてくれたんだろう?』と思ったとき、僕は自分が感じたことを発信し、創作をやり続けるためだと思えました」
がんを克服後、亞門さんのTwitterにこんな投稿が。
《令和元年九月八日。これからの人生を最大限謳歌するため、亜の旧字体を使い「亞門」とすることにしました。 日本、欧米、問わず、亞細亞(あじあ)にも進出し、お互いの許しと調和を信念に、自分なりのクリエーションを存分に広げていきます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。亞門》
「“生きる喜び”を再認識させてくれたという意味において、がんは僕にとって命の勲章なんです」
■『上を向いて歩こう』プロジェクトと涙のワケ
そして’20年には世界中で新型コロナウイルスの感染が拡大。
「世界中で多くの人が苦しみ、エンタメ界も強烈なダメージを受けました。それでも歌や踊りには勇気と希望を与える役目があると思い、初めてクラウドファンディングで、『上を向いて歩こう』を歌や踊りで紡ぐプロジェクトを立ち上げました。
歌では、坂本九さんの妻・柏木由紀子さんをはじめ著名人と一般の方600人が無償で参加してくれて、人が人を思う心に涙があふれました」