2021年9月4日 15:50
最新版でも空気感染の対策なし…日テレの“変異なき”コロナ防止マニュアル
しかし、急速なデルタ株の蔓延に対応が追いついていない、というのが実情です」
昨年6月、本誌は日本テレビのドラマ制作における感染対策マニュアルを入手し、内容を報じている。全64ページに及ぶ文書には、「1日の撮影時間は12時間まで(うち2時間は休憩)」「収録に立ち会う全員がマスク着用」「メインキャストは撮影時以外はセット内でフェースガード着用」「キスシーンなどの濃厚接触、アクションや歌唱など呼気量が上がるシーンはなるべく避ける」といった対策がずらりと並んでいた。
■最新版マニュアルを見ると…
それから1年。またも本誌は今年8月上旬に関係者向けに配布された、日テレの最新版マニュアルを入手。これは10月クールのドラマ制作に向けて作られたもので、表紙には「Ver4.1」という文字が。さらにページ数も120超えと昨年6月のものの約倍だ。さぞ対策も“更新”されているかと伺えるかと思いきや――。
最新版に書かれている主な感染対策は次の通り。
・クランクイン前の顔合わせや台本読み合わせは原則おこなわない。・ラブシーン、いじめシーン、アクションシーン等の接近場面や歌唱シーンなどの呼気が上がるシーンの撮影に関して出演者本人・事務所の了承を取り、本番ワンテイクにする等留意し、最大限の安全に努める。