2021年9月9日 15:50
初診料、お薬手帳…負担増に備える「医療費を節約するワザ」
まずは初診料の負担を軽減するために、かかりつけ医を見つけておくことをおすすめします」(小沢さん・以下同)
現在、医療機関を受診する際の初診料は、2,880円(3割負担の場合、860円)。再診料は730円(同220円)かかる。
「たとえば、最初に診てもらったお医者さんの診断が納得いかないということで別の病院で診てもらうと、また新たに初診料がかかります。ふだんからかかりつけの病院や診療所を1つ決めておけば、初診料のムダを軽減できます」
■かかりつけ医に紹介状を書いてもらう
【ワザ2】“いきなり大病院”は避ける
大きな病院のほうが安心だからなどという理由から、初診から大病院を受診すると、これが医療費の大幅な増加を招く。
「診療所などからの紹介状なしで、ベッド数200床以上の病院を受診する場合、初診料とは別に『選定療養費』という特別料金がかかります。初診では5,000円以上(歯科は3,000円以上)、再診では2,500円以上(歯科は1,500円以上)、それぞれの病院が定めた金額を支払わなければいけません」
ちなみに、この特別料金は健康保険適用外であるため、全額自己負担に。だが、この特別料金がかからないで済む方法がある。