2021年9月9日 15:50
初診料、お薬手帳…負担増に備える「医療費を節約するワザ」
も加算される。
「緊急時でなければ、できる限り診療時間内に受診しましょう」
【ワザ4】「限度額適用認定証」を事前申請
健康保険で医療費が3割負担になっても、手術や入院ともなると自己負担額は高額となる。このようなとき、経済的に大きな助けとなるのが「高額療養費制度」だ。
「この制度は1カ月に支払う自己負担額の上限を設け、一定の金額(自己負担限度額)を超えると、その超えた分が後から払い戻されるというもの。1カ月の限度額は年齢や所得によって異なります」
たとえば、69歳以下で年収約370万〜約770万円の人の限度額は、「8万100円+(医療費−26万7,000円)×1%」。仮に1カ月の医療費が100万円だった場合の自己負担限度額は、8万7,430円。3割負担で30万円かかることを考えると、かなりの節約となる。
ただし、一時的とはいえ、高額な費用を立て替えるのは負担が大きい。
そこで、自己負担限度額を超える分を支払い時に立て替えなくても済む方法がある。それが「限度額適用認定証」だ。
「まとまった医療費を用意できない場合などを想定し、あらかじめ入手しておくと助かるのが、『限度額適用認定証』です。