くらし情報『専門家が指摘「日本のコロナ死者数は過小評価されている」』

2021年11月12日 15:50

専門家が指摘「日本のコロナ死者数は過小評価されている」

今年4月から9月だけでも、全国の変死者のうち最大627人(直接死因で389人)がコロナ陽性で統計から漏れていたことも明らかになっています。保健所がひっ迫していたため、死亡報告が20~40日遅延していることも大きな原因です。新規感染が下火になりつつあった今年9月以降、大阪、東京、沖縄などではコロナ死亡者数が増加傾向にあり、今月に入ってもなかなか減らないのは遅延報告のためです」

こうして、カウントされていないコロナ死やコロナ関連死が増加しているのだという。

「大阪府の、コロナによる“本当の死亡者数”は、発表されている人数の2倍であってもおかしくないと考えます」(牧田さん)

そうなると、桑原さんが指摘した’21年5月の大阪の「本当のコロナ死者数」は、859人の2倍、約1,700人という計算になる。

報告されている、今年1~8月の大阪府のコロナ死者数は約2,200人。実際にはその倍の4,000人以上が亡くなっていることも考えられるのだ。

「人口100万人当たりの死者数」だけでなく、「最近1年の全死者に対するコロナ死の割合」でも3.02%とワーストだった大阪。いったい何が原因だったのか。

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