2022年1月26日 15:50
子供の独立後は余計な保障をカットするチャンス まずは生命保険の見直しから
この世代の方は、保険に頼らなくても暮らせる方は多いと思います」
生命保険は、保障を減らす代わりに保険料の支払いをストップする「払い済み」という方法や、すべて解約するのも手だという。
「払っていた保険料分を毎月、老後資金貯蓄に回しましょう」
25年以上前の貯蓄型保険には、予定利率の高い「お宝保険」もあるので保険会社に問い合わせを。いっぽう医療については、高齢になるほど不安感が強くなる。
「医療費は『高額療養費制度』で自己負担額が抑えられます。この制度は、収入が少ない方や70歳以上の方のほうが、自己負担額はより少なく設定されています」
では、医療保険は不要?
「まったく不要とはいえませんが、特約の多い複雑な医療保険から、入院日額と手術給付金といったシンプルな保険に乗り換えるのも一案です。次の試算では年約6万4,000円も節約できます。
■医療保険をシンプルな保障の保険に乗り換え
【BEFORE】毎月の保険料8,000円
入院日額5,000円のほか、長期入院保障特約、通院保障特約、健康祝金特約など、複数の特約が付いている。
【AFTER】毎月の保険料2,697円
入院日額5,000円、手術給付金(入院中10万円/外来2.5万円)