2022年2月14日 06:00
不況でガチャガチャが第4次ブーム。ジャンルで分かる流行の秘密
![選んでくれたのは、ワッキー貝山さん](https://imgc.eximg.jp/i=https%253A%252F%252Fs.eximg.jp%252Fexpub%252Ffeed%252FJisin%252F2022%252FJisin_2066281%252FJisin_2066281_86750cfa3fe49894cfec_1.jpg,small=600,quality=80,type=jpg)
選んでくれたのは、ワッキー貝山さん
「ガチャガチャは不況に強いんです」
ガチャガチャ評論家でwebメディア『withnews』でも連載を持つ“おまつ”さんはこう語る。全国で大型カプセルトイ専門店の出店が相次いでいるが、なぜ今なのか。おまつさんに詳しく解説してもらった。
「今回の第4次ブームは、コロナ禍によって生まれた空きテナントに、大型店が続々と参入したことから私が提唱しました。大型店が初めて誕生したのは’11年ごろですが、’20年から今年の1月にかけてはなんと100店舗以上がオープン。人と接する必要がないのでウィズコロナ時代にぴったりですよね。ちなみに第3次ブームは、『コップのフチ子』が大ヒットした2012年。当時もリーマンショックや3.11の影響で景気が悪化していました。
人員がいらず、置くだけで売場が成立するので、不況時に脚光を浴びやすいのでしょう」
さらに最近のトレンドについて聞くと、予想外のキーワードが返ってきた。
「地域活性化を目的とした、名産系ガチャが活況です。九谷焼や博多人形など、普通に購入すると高価なものでも、お手ごろ価格でゲットできます。LCCの『旅ガチャ』など、PRを兼ねた展開も増えましたね。