2022年5月25日 15:50
松重豊“死神”梶原善が若手時代にバイト…下北沢の中華料理店が繋ぐ40年の絆
「今の善君の役は本当に極悪で冷酷。テレビ見ながら『善、ひどいわ~!』って言ってます」
そう語るのは中華料理店「珉亭」先代オーナーの長女・二瓶真弓さん。彼女が“善君”と呼ぶのは『鎌倉殿の13人』(NHK)で“死神”善児を演じる梶原善(56)のこと。
「善児は、頼朝と八重の間に生まれた千鶴丸、北条宗時、以前の主である伊東祐親らの命を無表情で奪う暗殺者として、視聴者に恐れられています」(テレビ誌記者)
実は梶原は東京・下北沢の同店で約40年前にアルバイトをしていた。そんな彼が昨秋に突然、宇都宮店まで訪ねてきたという。
「会うのは約30年ぶりでした。1人で食べに来てくれたんです。宇都宮近くで撮影があって、仕事帰りに寄ってくれたと。
善君いわく、仕事場で豊君に会ったときに『店に行ってるのか?』と聞かれ、『全然顔出してない』と言ったら『ダメだよ~』って怒られたっていうんです(笑)」
“恐ろしい善児”を叱った豊君とは松重豊(59)。当時、「珉亭」には松重、梶原、甲本ヒロト(59)ら夢を追う若者たちが働いていた。
「甲本さんを頼って岡山から上京した梶原さんは、この店で出会った松重さんと、三谷幸喜さんの『東京サンシャインボーイズ』旗揚げ公演に参加するのです。