くらし情報『女優だけでなくスタッフも…映像業界の“性加害”がはらむ複雑さ「声上げにくい」』

2022年6月11日 06:00

女優だけでなくスタッフも…映像業界の“性加害”がはらむ複雑さ「声上げにくい」

女優だけでなくスタッフも…映像業界の“性加害”がはらむ複雑さ「声上げにくい」


《性加害・性暴力・二次加害が、当事者だけの問題ではないと広く認識されることを私たちは望んでいます》
《映像業界における性加害・性暴力を可視化し、撲滅するための実態調査に加え、しかるべき第三者機関の設置が必要であると考えます》

4月27日、『映像業界における性加害・性暴力をなくす会』が結成にあたり声明を発表した。

映像業界で起こっていた性加害が相次いで明らかになっている。3月9日、“女性の性被害”に焦点を当てた映画『蜜月』で監督を務めた榊英雄氏(52)が女性たちに性行為を強要していたとの報道が。続いて俳優の木下ほうか氏(58)や映画監督の園子温氏(60)、さらに映画プロデューサーの梅川治男氏(62)といった面々の性加害疑惑が被害者の声とともに伝えられることとなった。

映像業界と性暴力の問題が波紋を呼ぶなか、是枝裕和氏や西川美和氏といった監督らは3月に『映画監督有志の会』を結成。ハラスメント防止に向けた提言書を日本映画製作者連盟に提出した。

有志の会は提言書で、映連に対して「労働環境保全やハラスメント防止に向けた明確な改善策を打ち出す社会的責務がある」と指摘。それを受けて、映連は「暴力やハラスメント対策を検討している」

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