2022年10月13日 06:00
「募集広報だった」国際カミングアウトデーに便乗投稿の自衛隊大阪地本が謝罪&説明
10月11日は「国際カミングアウトデー」。自身の性的指向や性自認をカミングアウトするLGBTQを祝福する日だ。しかし、そんな記念日にまつわる企業のSNS上での投稿が物議を醸していた。
例えば「花王」の商品「メリット」の公式Twitterアカウントは、11日にこう投稿。
《#メリット ってどんなシャンプーなのか知らんし。というあなたに話しかけています。実は…#ノンシリコーン シャンプーなんですよ。#国際カミングアウトデー ということで、みなさんが知らなそうなことをカミングアウトしてみました。。。
》
また「宅配寿司 銀のさら」の公式Twitterアカウントも《銀のさらは、実はサンドイッチ店から始まった #カミングアウトの日》とツイートしていた。
日本では「打ち明ける」といった意味でも使われることも多い「カミングアウト」だが、国際カミングアウトデーの目的とは異なる。
「80年代前半からアメリカでエイズが流行し、多くのゲイやバイセクシュアルの男性が亡くなりましたが、政府は対策に乗り出そうとしませんでした。そこで’87年10月11日に『レズビアンとゲイの権利のためのワシントンマーチ』が開催され、措置を求めたことにちなんで翌年、国際カミングアウトデーが制定されたのです」