くらし情報『コロナとインフル同時感染で懸念される「肺炎の重症化リスク」』

2022年11月3日 11:00

コロナとインフル同時感染で懸念される「肺炎の重症化リスク」

に掲載された。同研究グループの一人、長崎大学高度感染症研究センターの木下貴明助教が解説する。

「コロナウイルスの重症化リスクの高い変異株(D614G)と、インフルエンザのウイルスをハムスターに同時感染させて検討したところ、肺炎においては単独感染よりも重症化し、さらに回復が遅れることが明らかになりました。現在、重症化リスクが低いとされるオミクロン株でも研究を続けていますが、フルロナのほうが単独感染よりも重症化しやすい傾向にある実験データを得ています。新型コロナとインフルエンザのそれぞれの病原性が足し算されたようなイメージだと認識しています」

二木教授が語る。

「政府としては、まずは75万人の感染者が出ないような予防対策を考えてもらいたいし、家庭や個人としてもそれぞれの感染予防を心がけておくことが重要。重症化するリスクの高い方は、オミクロン株対応のワクチンとインフルエンザのワクチン両方を接種することを積極的に考えてください。また、新型コロナのほうがインフルエンザよりも飛沫感染が起こりやすい面がありますが、どちらも有効な予防法は、これまで行っていた感染対策と基本的に同様です。
手指の消毒、屋内で人と会話するときのマスク着用、室内換気を心がけましょう」

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