2022年12月1日 11:00
コロナ第8波 新変異種「XBB」「BQ.1.1」の出現で“高齢死が増える”理由
すると急病や事故で搬送され、救急対応が必要な患者さんなど、コロナ以外の医療が手薄になってしまうことも目に見えています」
冬場は、特に高齢者などに脳卒中や心臓発作などが起こりやすい。
そこにコロナとインフルエンザの同時流行となれば、体力のない高齢者や基礎疾患のある人を中心に、命を落とす人が激増する恐れがあるのだ。
それを食い止めるため、私たちができることを岡教授はこう説く。
「流行状況に応じたマスクや消毒、行動自粛を各自で見直したうえで、やはりワクチン接種が重要です。
新変異種は免疫逃避が高いとはいえ、追加のワクチン接種で一時的に感染予防効果を高めることが期待でき、重症化を防ぐ効果があります。目安はブースター接種で重症化予防効果が高まる『3回目』までをきちんと接種しておくこと。
4回目以降は、流行のピークを読みながら、そのヤマの直前に打っておくことが望ましいでしょう」
そのタイミングとは、第8波でいえば「まさにいまから年末年始のスパンです」と岡教授。
コロナ第8波を抑制するカギは新変異種の特徴を踏まえた、私たちの日々の感染対策にあるのだ。
テーブルに残る『輪っか状のシミ』の正体は… 「知らなかった」「そうだったのか」