2022年12月1日 15:50
コロナ第8波、家族の“いざ”に備えて「3~4日分の市販薬の準備を」と医師
急な発熱などの体調不良に備えて、ピークが来る前に購入しておくことを勧めています。ただし、たくさんストックする必要はありません。目安は3~4日分あればよいでしょう」(伊藤院長・以下同)
同時に、手軽に入手できる市販薬であっても、服用に際してはルールをきちんと確認することが大切であると伊藤院長は話す。ここでは、新型コロナ感染時の自宅療養に備える市販薬について、選び方と注意点を「発熱」「喉の痛み」「せき」の症状別に、伊藤院長に解説してもらった。家族や自分の“いざ”に備えて確認しておこう。
■せき止めは眠気を催すことがあるので要注意
まずは「発熱」の際に使う「解熱鎮痛剤」。種類がたくさんあるので、何を基準に選んだらいいのかわからないという人もいるだろう。
「医療機関で処方されるカロナールは市販されていませんが、主成分がカロナールと同じ『アセトアミノフェン』の市販薬はあります。
薬によってアセトアミノフェンの含有量や対象年齢が異なりますので、説明書で確認しましょう。主成分がイブプロフェン、ロキソプロフェンナトリウム水和物でもかまいません。ロキソプロフェンナトリウム水和物のほうが高い解熱効果を得られますが、飲み続けると胃腸や腎臓にダメージを与えることもありますから、基礎疾患がある人などは薬剤師さんに相談することをおすすめします」