2023年8月13日 09:11
その「叱らない子育て」、間違えてるかも……? 人気保育士てぃ先生が教える「叱り方のポイント」
ようになるので、一見正しい行動がとれるようになります。ですが、結局「怖いと感じる対象がいないと成り立たない」状態でしかなく、例えばパパに叱られるのが怖いと感じている場合は、パパがいないところで禁じられた行動をとるようになります。なので、基本的に叱る際には冷静かつ端的に伝えることが重要です。
また、日常生活の中では、叱らなければならないシーンと、叱る以外の方法で伝えた方が良いシーンがあります。例えば、自分や周りの人の命やケガの危険性がある場合は、きちんと叱って伝える必要があるでしょう。しかし、「お片付けをしない」ことに対しても、命やケガの危険性がある場合と同じトーンで叱ってしまうと、子どもはそれらの事柄を同等レベルに捉えてしまい、本当にやってはいけないことがボヤけてしまうリスクが生じます。
お片づけであれば「片付けると何がいいのか」を伝え、「片付けるのは楽しい!」「キレイになって気持ちいい」と子どもが思えるような伝え方がいいでしょう。とはいえ、日々の子育てでは毎回そんなことを考える余裕がないのも事実であり、「早く言うことを聞いてほしい」がゆえについ叱ってしまうこともありますよね。
ただ、こちらの真意が伝わらなければ意味がないので、できる範囲で2つのポイントを意識してみましょう。