2023年10月8日 08:01
しぼり出した10mlの母乳をこぼし「絶望」 ミスユニバース森理世さんがアメリカで経験した産後うつ
生まれて2日以内に小児科に予約を取って赤ちゃんの健診に連れていかなければなりませんし、無痛分娩だったとはいえ、なかなか削られました。女性ホルモンの影響や睡眠不足、そして私は母乳の出が悪かったことが重なり、日に日に心がしんどくなっていって……。
特に、母乳については本当に大変でしたね。頻回授乳しているのですが、足りなくてお腹が空くのか娘はとにかくよく泣いていました。遠方まで車を走らせて、大きな病院で診てもらったこともあります。
ーー授乳の苦労があったのですね。
森なかなか軌道にのらなかったんですね。搾乳もしていたのですが、がんばってやっとのことでしぼり出した10mlの母乳をこぼしてしまったときは……もうね、絶望感がいっぱいになって泣いてしまったほどです。
そういったことが重なり、産後1ヶ月間、手伝いにきてくれていた義理の母が帰ったあと、限界が来てしまったんです。
夕日を見つめ、涙を流して「怖くて、悲しくて」
森10月に出産してから約1ヶ月。カリフォルニアの秋は日が沈むのが早くて、5時くらいには外が暗くなります。夕日を見ているとすごく寂しくて、怖くて、涙が流れてしまって……。
そのときは日本にもう2年間ほど帰っていないし、夫も息子もいるけれど日中「初めての育児」