くらし情報『「もっと落語を信用して欲しい 噺の幹の部分を描かなくちゃ」三遊亭歌奴インタビュー』

2024年4月22日 18:00

「もっと落語を信用して欲しい 噺の幹の部分を描かなくちゃ」三遊亭歌奴インタビュー

──大分県ご出身の師匠が落語家になられるまでの生い立ち、経緯など教えていただけますでしょうか。

中学校に「落語クラブ」があって、2年生のときに初めて文化祭で落語を演ったんです。それがウケて。初めて落語を演って、“これはいいなぁ”と。人前に出て落語を喋るのがすごく快感で。中学生を卒業したら演る処もないんで、中学時代の同級生とふたりで素人の落語会を作って老人ホームの慰問をやったりしていた。

そのうち地元のテレビや新聞に取り上げてもらって。“高校生が落語を演っている”というドキュメンタリーの番組があって。
ほんとにこの子がなれるか密着取材で着くことになって。“誰に弟子入りしたい?”と問われて、“じゃあ(三代目の三遊亭)圓歌師匠に”と言ったらテレビ局が師匠に連絡してくれたり。それがきっかけで弟子入りしたんです。周りの人がどんどん落語家になるための御膳立てをしてくれたようなもので。気が付いたら高校を卒業してすぐ落語家になってました。

「もっと落語を信用して欲しい 噺の幹の部分を描かなくちゃ」三遊亭歌奴インタビュー


──若いうちからいろんな経験をされて落語家になられたのですね。

アマチュアで落語をやっていたというのは、ある意味プラスにもなるし、マイナスにもなる。稽古をつけてもらった訳じゃないので、変な癖がついちゃってる。

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