くらし情報『コントラバス1本で描き出す究極の無伴奏「第3回 無伴奏の世界」』

2024年4月18日 12:00

コントラバス1本で描き出す究極の無伴奏「第3回 無伴奏の世界」

コントラバス1本で描き出す究極の無伴奏「第3回 無伴奏の世界」


「無伴奏」とは、伴奏を伴わないこと、またはそのような楽器を指す音楽用語だ。過去の作品においては、やはりJ.S.バッハの作品が際立って名高い。「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」を筆頭に、「無伴奏チェロ組曲」や「無伴奏フルートのためのパルティータ」など、1本の楽器の機能と、その奏者の能力を極限まで引き出す作品の魅力は、何物にも代えがたい。これらの名曲は、今や当該楽器のみならず、様々な楽器によって演奏されてきたことからも、その魅力の大きさが感じられる。

もちろんバッハの後に続く作曲家たちも負けていない。歴史を紐解いてみれば、パガニーニ、イザイ、クライスラー、バルトーク、プロコフィエフなどが、ヴァイオリンのために。そして、レーガー、ストラヴィンスキー、ヒンデミットあたりがヴィオラのために。チェロには、コダーイ、ブリテン、カサドなどの名作が存在するほか、他の楽器のための作品も目白押しだ。
これはまさに、楽器の進歩もさることながら、演奏技術の圧倒的進化が成せるわざと言えそうだ。

さて、この「無伴奏」をテーマに開催される好企画「無伴奏の世界」の第3回目に登場するのが、コントラバスであることが興味深い。

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