2024年4月25日 18:00
【FREAKY & GROOVY vol.4】平部雅洋(reGretGirl)×仲川慎之介(時速36km)対談
仲川絶対に正しいから言うことをきけ、みたいなのは……まあ、そんなことを言ってる人はいないんですけど(笑)、そういうのが透けて見えるのはあんまり好きじゃないな、って。あと、中学の同級生とへったくそなバンドを組んだとき、誰にも見せなくても曲を作って演奏してるのが楽しかったんです。だから、誰かに聴かれるもんじゃない、みたいな意識が根底にずっとあるんですよ。それこそ、いい曲ができてニヤニヤして終わっても良くて。でも、バンドに持っていけば曲になって聴いてもらえる機会が設けられるわけで。それがすげえラッキーみたいな(笑)。
平部仕事にもなるし。
仲川いまだに「何でかな?」みたいな感じもあって(笑)。
そもそも「聴け!」みたいな意識になるクセがついてない感じですね。今、ついてないのはどうなんだろう、と正直思いますけど(笑)。
平部でも、言ってることはわかるというか。僕も自分の歌を歌っているという点では一緒なんで。いちばん自分の曲を愛せるのは自分でありたいので。
――キャリアを重ねてもロックスター感は出てこないんですか?
平部いや……思ったことないな(笑)。5年前に必死でアルバイトしながらバンドやってたときを思い返すと、今の生活なんて考えられないんですけど、上には上がいますし。