2024年4月26日 12:00
「25時、赤坂で」撮影現場レポート! 駒木根葵汰&新原泰佑が“あるもの”をめぐって大激論?
自分が「誰にも見つけられないまま」この世界になんとか潜り込んだのに対し、羽山は「選ばれて」この世界に入った。その差に引け目を感じる白崎の心を、羽山の言葉が救う大事なシーンだ。
まずは、段取り(ドライリハーサル)から。カメラをまわさず、動きや台詞のニュアンスなどのチェックを行う。ひと通りシーンを通すと、すぐに監督とディスカッション。2人が真摯に役に向き合っているのが伝わってくる。
このシーンで、白崎は初めて羽山のことを「麻水さん」と名前で呼ぶ。台本には(照れつつ)と記載されているが、新原が名前を呼んでから照れるという芝居をする。そのことについて監督に尋ねられると、新原は「きっと白崎は、動揺している羽山を見て、衝動的に名前で呼びたくなったんだと思う」と解釈。その上で、名前を口にしてから照れ臭くなったというふうに、自分なりのアレンジを試みたようだ。
そんな新原のアイデアに、監督も「僕のイメージを越えて、新原さんの中で1本筋が通ってるんだなとうれしくなりました」と納得の表情。「新原さんは情熱的に、感情と身体全部ひっくるめて役に飛び込んで演じる俳優さん。自信と不安を常に持ち続けながら、ちゃんと悩んで役と向き合っている感じが人間らしくて好きです」