2022年12月1日 18:00
リーガルリリー東名阪ツーマン企画「cell,core 2022」無事終了 くるりを迎えた“東京編”をレポート
Photo:池野詩織
リーガルリリーが東名阪ツーマン企画「cell,core 2022」のファイナル“東京編”を11月17日にZepp Hanedaで開催した。
リーガルリリーのメンバーが尊敬するアーティストを招く「cell,core」は昨年に続き2回目の開催。今年は東名阪のツアー形式で行われた。羊文学を迎えた“名古屋編”(11月9日、THE BOTTOM LINE)、My Hair is Bad との共演が実現した“大阪編”(11月15日、大阪・BIGCAT)に続く東京編のゲストは、くるり。両者の持ち味が存分に発揮された、実りあるステージが繰り広げられた。
最初に登場したのは、くるり。シングル曲を中心としたセットリスト、抑制と解放を絶妙に掛け合わせた演奏によって観客の心と体を揺さぶる、本当に素晴らしいアクトだった。
くるり
「みなさんこんばんは。くるりでございます」(岸田繁/Vo&Gt)と挨拶、ギターの弦を揺らし、〈この街は僕のもの〉と歌い出した瞬間、濃密なノスタルジーが押し寄せてきた。1曲目は「街」。バンドの故郷の風景、生まれ育った土地に対する愛憎が渦巻く、普遍的な名曲だ。