EXILE橘ケンチが日本酒最強バイブルを発売!「“ひとつだけ”では満足できないんです」
撮影:川野結李歌
日本酒と出会い、その魅力に取り憑かれ、気がつけば約8年。味はもちろん、酒蔵とそこで働く人々、彼らの手と麹によって生み出される醸造の面白さ、そして日本酒の原料となる米を作る土地にまで想いを馳せるようになった橘ケンチ。いつしか彼は日本酒の深遠な世界をひとりでも多くの人に知ってほしいと願うようになり、それをライフワークとしてきた。そんな彼が満を持して500銘柄の日本酒をすべてテイスティングし、1冊の本にまとめた『橘ケンチの日本酒最強バイブル』(宝島社)が発売された。
“日本酒はその土地の風土と文化を感じることができる”と話すように、彼の言葉を通してそれぞれのお酒の魅力が語られたページをめくっていると、不思議と旅に出たくなるような感覚が湧き上がる。
「日本酒を知るようになって、日本各地の美しさやその土地が持つ魅力をあらためて知ることができました。実はこれが一番大きな収穫だったように思います。最初はその美味しさが魅力だったのですが、各地方の日本酒を楽しむことで、その地で採れた肉や魚、野菜のおいしさに目覚め、さらにはその生産者や料理家と語り合うことで得られる知見はかけがえのないものでした。