くらし情報『圓生の十八番『庖丁』を孫弟子・三遊亭兼好が高座にかける 第37回『COREDO落語会』』

2024年3月31日 18:00

圓生の十八番『庖丁』を孫弟子・三遊亭兼好が高座にかける 第37回『COREDO落語会』

第37回『COREDO落語会』ビジュアル


映画・音楽・舞台など各ジャンルのエンタメ通=水先案内人が、いまみるべき公演を紹介します。

【水先案内人 山本益博のおススメ】

年4回開催している私が席亭役の落語会。今回の出演は、出番順に瀧川鯉昇『長屋の花見』、柳家花緑『愛宕山』、柳家喬太郎『ぺたりこん』、三遊亭兼好『庖丁』。鯉昇と花緑は季節に因んだそれぞれお得意の演目で、存分に楽しめる。貧乏長屋の連中を演じさせたら打ってつけの鯉昇と、花緑の幇間一八の奮闘ぶりが見ものである。

『ぺたりこん』は三遊亭円丈の作品で、サラリーマンの悲哀を描いた短編、円丈をリスペクトする喬太郎がこれをどう演じるか。新作落語は、後に続くものが継承してこそ、噺が揉まれ、磨かれ、その中のいくつかがいずれ名作落語になってゆく。

トリは兼好の『庖丁』。
かつて、立川談志がこの噺を自分の独演会にかけるつもりでいながら、結局断念してしまい、その独演会に、ゲストとして『庖丁』を十八番としていた三遊亭圓生をゲストに招いて、高座で一席かけていただいたという、いわくつきの噺。これを、今回、圓生の孫弟子にあたる兼好が高座にかける。

<公演情報>
第37回『COREDO落語会』

4月13日(土)

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